目次
- Web3の時代と個人
- いつでも・どこでも・誰でも稼げる時代の到来
- 「個人ライターが書いたテキスト」のNFT化の可能性
- Web3が実現するアンリアル（ある日突然大金が入るかもしれない）
- 誰もが複数の収入源を持つ時代
- 個人のチャネルを連携して「ウェブ（くもの巣）」を作る
Web3の時代と個人
そもそもWeb3とは？と感じている方も多いと思うので、端的にどういったものなのかを紹介します。
「Web3」あるいは「Web3.0」は、複数の要素から成る「新しいインターネットの形」です。
- 分散型のネットワーク
- 個人間で情報コンテンツ共有・譲渡・管理が可能
- 個人間で金銭取引が可能
Web1.0→Web2.0への発展はたしかに便利な世の中を生み出しましたが、いずれの時代も「プラットフォームの管理者」が存在し、あらゆる情報が中央集権的に管理されていることで、様々な情報格差や、機会損失が発生していることが徐々に明らかになっていきます。
昨今は「就活生の情報」が、インターン先企業の不正利用や、登録しているアプリの公開範囲設定が原因で外部に流出するケースが相次いでおり、サービス提供側にビジネス上のメリットがある一方で、サービスの受け手にはデメリットとも取れるような事態が起こっています。
こうしたWeb2.0時代の「情報の偏りによる個人の機会損失」に終止符を打とうとしているのが「Web3（Web3.0）」なのです。
Web3の主要技術にはブロックチェーンが活用され、DAOやマイニングといった新しい形のコミュニティ・稼ぎ方を創出しました。
Web3の時代とは、端的にいうならば「個人が稼ぎやすくなった時代」といえます。
分かりやすい例が「NFTアート」です。
NFTは「非代替トークン」とよばれ、その情報が唯一無二のものであることを証明するために、様々な要素の集合を記録し、特定のブロックチェーンを通じて管理・取引が行われます。
Web2.0の時代はインターネット上に存在する画像コンテンツが「オリジナル作品」なのか、あるいは「複製された作品なのか」が厳密には分かりませんでした。
しかし、ブロックチェーン上で作成・管理・取引が証明されるNFTは、コピーを生み出すことができません。
つまり、NFTとして発行された画像（あるいはアート作品）には、価値を蓄積していくことが可能なのです。
誰が作ったのか、どんな背景から生み出されたものなのか、時代の変遷とともにどういった影響力を持つ画像・アート作品なのか、といった情報が価値として蓄積されていきます。
また、ブロックチェーンの特徴に「取引の透明性」があるため、誰でも簡単にそのNFTの取引履歴を確認できます。
誰でも簡単に、思い立ったその時に、誰の指図も受けず、何の忖度もせず、好きなNFTを購入・保有できるのがWeb3の時代、というわけです。
視点を変えれば、アーティストは自分が書きたい作品を、届けたい個人に向けて、適切な金額で販売できます。
つまり価値を生産する側は、生産者と買い手の間に仲介的な存在を挟まないため、そのものが持つ本来の価値を自身へと確実に還元できるようになります。
その価値は「ブロックチェーン上の取引によって得られる印税のようなもの」であったり、「そのNFTの普及とともに拡がるアーティストの名声」だったりするのです。
Web3時代の全てのクリエイターは、こうしたプラットフォームのバックアップを受けて、自らの利益を獲得でき、またそれを土台にして、更なる跳躍を試みることができます。
Web3の時代とは「真の個人の時代」を意味するのです。
▶いつでも・どこでも・誰でも稼げる時代の到来
NFTやブロックチェーン技術の本質を理解でき、またある程度利用できるようになれば、誰でもNFTクリエイターとしてアート作品を全世界に向けて出品できます。
また保有しているNFTがあれば、取引を通じて仮想通貨を増やし、資産を形成することも可能です。
「可能性」という1点で見れば、いつでも・どこでも・誰でも稼げる時代がやってきたといえます。
かつてのインターネットの普及も、当時は同じ謳い文句で拡がっていったことでしょう。
実際、現在の仕事の多くが何らかの形でインターネットを介しており、スマートフォンやPCなどのデジタルデバイスなくして仕事は成立しない現実があります。
しかし、Web3の時代は少し進んで、本来作り手が得る利益を適切に還元する点で、やはりインターネット・スマートフォンが普及したWeb2.0の時代とは異なります。
Web2.0時代の礎の上にWeb3が登場し、今NFTや仮想通貨などを通じて根付こうとしているのです。
